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2006©
Vermilion Sands Production Inc.
All rights reserved.
VERMILION SANDS LYRICS
■Anaconda
■Arteries
■Dawn
■Funch
■Funch II
■Hoisting The Black Flag
■Holocaust Followed The Ghost
■Kaguroki Hebi No Izari Nite
■L'ingiustizia
■Lost In The Flood
■Metro
■1,000,000 Nights
■Mimie
■Morpho
■Motare
■Moths In The Abyss
■Mute
■Nada No Suck
■P/KO
■Pee
■Sei San Ka kei
■Soyogito
■Sugar Of Ryazan
■Sugar Of Ryazan II
■Archives Top Page
『
Anaconda
』
アナコンダ/黄銅を横たえ/黒縄で縛り上げ/なめしに濡れた虹に/誰もが顔を映しては/性器を交わす/失禁のサバトに/アナコンダ/手袋を吐き出す/いやらしい獣の尻め/その朽ち歯を掻き分ける/おこりのような指先から/唾液の滑って行く先を/おれは告げる/アナコンダ/お前が無きものにした/自明の時間を/おれは歌う/お前が無きものにした/嘘偽りを/おれは歌う/嘘偽りを/おれは歌う/
『
Arteries
』
今やお前達は此処より羅列される言葉語りの読者であろうとする/今やお前達は此処より羅列される阿呆語りの読者であろうとする/地下室へ向かう階段狭し処刑のスライド幾重にて/緋銅色に印された顎の摘み上げて渦巻きに/o獄行きとm獄行きの選別投棄の誤差を見て/腐肉行きと蒼靄掛かりに挟まれ流紋帯びて/生物身体のあらゆる曲折地の/交差にて立つは白濁の極点/例えば真なる正しき空の不在しかり/真なる正しき時知ることの不在しかり/見立てられた掛け替え無しの現状真実/手袋を脱ぐが如き非在来/狂人の言葉はいつも正しい/今やお前達は此処より羅列される言葉語りの読者であろうとする/今やお前達は此処より羅列される阿呆語りの読者であろうとする/語る者は予め生を与えられず/一体に如何なる廃屑と看做し、/言葉を持ち合わせずして発することなく/おれは幽霊を殺す/幽霊を殺す音/おれが陵辱される音だ/音楽が殺される歌だ/偽善は許されねばならない/音楽は殺されねばならない/
『
Dawn
』
陵辱の台上に月は昇り/ 鮮やかに肉と骨を見る/ そしてお前はひとり砂深く葬られ/ やがてもうひとりに成るだろう/ 卑しいおのれを食らい/ お前の獣に組み敷かれ/ 無様なおのれに濡れて/ お前の獣を飼い馴らし/ お前はひとり砂深く葬られ/ やがてもうひとりに成るだろう/ 此れ即ち歌である/ 此れ即ち虚無である
『
Funch
』
シャリバリ/ 霧がかった海の奥底/ その最果て/ 冷え冷えとした星のない夜/ 夜がふたたびやって来る/ シャリバリ/ ヨハネが彷徨う夢を見た/ そして人々が彷徨う夢を見た/ お前は心臓を移植し/ 創造主と呼ばれ/ シャリバリ/ 嘘偽りがいつの日か/ 美徳とされる嘘偽りを/ かつての饒舌を忘れて/ シャリバリ/ やはり世界は震えている/ 盲いてグロッタ、火を放ち/ 音は美しく冴え渡る/ シャリバリ/ 幼い果肉を切り刻み/ 密告者を処罰する/ お前は無実か/ そうお前は即答出来るのか/ シャリバリ/ お前の瞳を切り裂いて/ 闇に溶け込んでいく/ 夕闇に消えていく/ 生け贄に恵みあれ/ シャリバリ/ 霧がかった海の奥底/ その最果て 冷え冷えとした星のない夜/ 夜がふたたびやって来る/ シャリバリ/ お前の瞳を切り裂いて/ 闇に溶け込んでいく/ 夕闇に消えていく/ 生け贄に恵みあれ/ シャリバリ/ シャリバリ
『
Funch II
』
殺しの様な静けさに/爛れの様に貼り付いて/変調の櫛歯がざわめくに/舎利罵詈/聞こえぬ耳で音を聞く/嘘が生まれる音を聞く/罪を咎める鳥のはばたき/舎利罵詈/お前の獲物は満ち足りて/夜が再びやって来る/仰ぎ見る黒旗のはためき/舎利罵詈/嘘偽りがいつの日か/美徳とされる偽りを/嘗ての饒舌を忘れて/舎利罵詈/そして今/言葉の骸を掘り起こし/おのれ自身の国歌を歌う/舎利罵詈/言葉の骸を身に纏い/おのれ自身の国歌を/おれは歌う/舎利罵詈/音の骸を掘り起こし/おのれ自身の国歌を/おれは歌う/舎利罵詈/音の骸を身に纏い/おのれ自身の国歌を/おれは歌う/舎利罵詈/
『
Hoisting The Black Flag(Lou Choung Ki)
』
夜にはためく黒旗仰げば/世界中の国歌、一斉に流れ/ファンファーレ、死ぬ前に目を開け/鬼に遭うては鬼を殺し/神に遭うては神を殺し/右を向いては左を斬り/左を向いては右を斬り/耳澄ませ 共喰いの声を/耳澄ませ 今際の声を/よもや此処が首斬り場でも/屠殺場でもあるまいに/いずこに羽ばたく蝙蝠共が/その屍こそが祖国の礎となれ/おのれが残虐の誰であろうとも/闇夜に掲揚す黒旗を見るのだ/闇夜に掲揚す黒旗を見よ/満天の星が瞬いて/音が生み落とされていく/真っ赤な砂に染められて/音が奪われていく/それはオイルに非ず/それはお前の流した血である/やがて世界中の国歌、一斉に流れ/ファンファーレ、死ぬ前に目を開け/ファンファーレ、死ぬ前に目を開け/ファンファーレ、死ぬ前に目を開け/
『
Holocaust Followed The Ghost
』
ハインリッヒ・ヒムラー守護霊 / 生まれる前から狂っていた/ フイゴと咀嚼の隊列は/ どくろを齧って声を聞く/ 処刑か、処刑だ、/ だから処刑だ、よりによって処刑だ/ 生け贄は今やないものか/ アーリアの血筋は要らないか/ どくろを齧って声を聞けば/ 接吻か、接吻だ、/ だから接吻だ、よりによって接吻だ/ いつか神を喰らった後に/ いつか神話を書き換えるのだ/ どくろを齧って声を聞く/ 同族か、同族だ、/ だから同族だ、よりによって同族だ/ 醜さの罪は贖われずに/ 醜さと無縁の世界で/ どくろを齧って声を聞く/ 偽りか、偽りだ、/ だから偽りだ、よりによって偽りだ/ 鉄条網から肉の煙が立ちこめて/ 碧眼どもの目を濡らし/ どくろを齧って歌を聞く/ 正午の太陽め、真っ黒な太陽め/ お前が欲しいものは憎悪であろう/ 余白の墓場も無礼なことで/ 土くれと見紛う家族をしたためて/ 真空だけで築かれた場所/ 正午の太陽め、残酷な太陽め/ お前が憎むべきは憐れみであろう/ 無数の針はまるで砂嵐のように/ 瓦礫の唄が酔い流れ/ お前の在り処はどこにある/ 猥褻か、猥褻だ、/ だから猥褻だ、よりによって猥褻だ/ 扉の影に兵士が立って/ 悪夢の続きを語るが低く/ ずぶ濡れの寝台で見た/ 甘美にむせぶ頭上のさまを/ どくろを齧って思い出す/ 風のない夜の谷間に灯りがひとつ/ ゆらゆらと欲情の神舞い降りて/ 断崖はおれの鎧を噛み砕き/ 瞳孔はその軋みを吸い込んで/ ただ柔らかに帳を下ろす/ ただたおやかに扉を下ろす
『
Kaguroki Hebi No Izari Nite
』
かぐろき蛇のいざりにて/呵呵呵、かつて此処には鬼が棲み/楚々、その目を閉じて夜を呼び/その声聞けば偽朝を告げ/かぐろき蛇のいざりにて/彼方/その水飲むべからず/呵呵、かつて此処には罪が在り/縄ない唄を大きにしては/祈りの声を火で絶やし/彼方/かぐろき蛇のいざりにて/蒼々、その石呑むべからず/かつて此処には神が降り/喜び母に手をかけて/抜き身を高く空に映え/呵呵、彼方/かぐろき蛇のいざりにて/葬送、その声聞くべからず/目を閉じて/その目を潰すべし/その声聞くべからず/その目を潰すべし/かぐろき蛇のいざりにて/
『
L'ingiustizia
』
音と精神が如何なるものであろうとも/ときに音は鉱脈に在る宝石/精神は鉱脈/そして宝石は永遠に輝く/ときに音は大空にある太陽/精神は太陽/そして太陽は思うままに輝く/ときに音は大気に燃える炎/精神は大気/そして炎は何をも焼き尽くす/ときに音は精神に付けた馬の鞍であり/その背に跨ぐ人を待つ/ときに音は反抗の口塞ぐはみであり/その首を思うままに向ける/ときに音は精神を凌駕する愛であり/虚空に美を描き出す/ときに音は愛されるものの不在に足枷となり/ときに音は愛されるものの一瞥に暴力となり/音と精神が如何なるものであろうとも/それは思うままに輝く/音は思うままに輝く/我が心を許した友よ/我を殺せ/我が心を許した友よ/我を殺せ/
『
Lost In The Flood
』
おのれ未明の奥より来てふたたびに/ギイギイ粟立つ腕で身を庇いながら/無脊椎の来世を願い、未明の奥より来て/殺した友の骨を齧り、殺した神へ罪を贖い/不浄の血を飲み、おかまが孕み/不浄の身を噛み、深泥が掴み/屠殺の者よ、その顎より汚水の息吹を/流砂の紐よ、そのたわみより狂人の泡を/オイルに非ず、お前は血を見るのだ/死んだ娼婦の身を啜り、死んだ黒衣へ火を放ち/虚ろの光射し、嬲り血に溜まり/空蝉の瞳刺し、片輪の夜に染まり/吸われた肉よ、その凍えた乳房に紅を/裂かれた肉よ、その眩しきはらわたに紅を/緑の髪の闇まみれを讃えよ/狂える魂を獣に捧げ、狂える神に陵辱を受け/裏切り色を纏い、此処キチガイ病院で/裏切りの土腐り、処刑の祖国で/ダムダムの星よ、お前は赤子を貫いて/戒律の調べよ、お前は早贄の誇りに声を上げ/何も残らぬ血の跡を啜るのだ/真空の一点に悪魔の速さで辿り/真空の音を注射針の潮で知り/月天に吠え、境涯を欲しい儘にす/釘磔に鳴き、狩人の匂い伝う/井戸の底よ、セメントで固めた死体を/夜の底よ、此の世の惨殺を/共喰いの父を斬首して讃えよ/無脊椎の来世に祈り、/おのれ未明の奥よりふたたびに/くらがりの/
『
Metro
』
知らないふりでいつまでおれるのか/愚かなふりでいつまでおれるのか/何が諧謔であるのか/音とは何であるのか/それに応えよう心はあるのか/例えば君が異常の者なら/例えば此の世から音が無くなれば/そう、うそぶくことは容易く/真摯なことは卑しく思える/言葉が放たれて消えてゆく/これが音である/これが音なのである/音はすべからく誰にも等しい/音はすべからく等しいのだから/僕は君らを阿呆であると思う/だから君らは阿呆なのだ/君らはどうしようもない阿呆なのだ/
主無きガラス管踏み砕かれ/困惑憔悴した親らを前に/虚空を睨む愚か者がひとり/今やはばかりたつことも無く/果たして再び虚空を睨めば/見えぬ煙草を探して水/時の経つのを尋ねて水/水、水、水、差し出され/かくて生殖器にフラッシュが炊かれ/そして夜の淀川を渡る我らは/風とみまごう虱であるや無しや/
『
1,000,000 Nights
』
失われゆくものよ/骨色の空を仰ぐまどろみを/失われゆくものよ/細かな泡が昇る戸惑いを/失われたものよ/夜を横切る幽霊のため息を/失われゆくものよ/肉の調べに震える夜明けを/お前は母に手をかけて/獣の唄を耳元で聞く/お前は薬漬けにされ/獣の唄を書き上げる/失われゆくものよ/悪い夢に目醒めた海を/失われゆくものよ/時のきざはしを辿る哀しみを/失われたものよ/美しく墜ちる一件落着を/失われゆくものよ/喪失の喪失を巡る想いを/失われゆくものよ/失われゆく夜よ/そして何もが消えてゆく/そして何もが奪われてゆく/そして何もが失われてゆく/
『
Mimie
』
宜う候、生まれた不実の兄弟よ/失くした右手は何処に在る/夜と帳を分かち合う/波の間に間の/その狭間/エコーの奥の更に奥/エコーの先の更に先/ダムダムの星瞬いて/其れダムダムの星棲み処/宜う候、生まれた不実の兄弟よ/見えない右目は何処に在る/腐った鉄の歌響く/雨の間に間の/その狭間/ミミーの奥の更に奥/ミミーの先の更に先/ダムダムの星瞬いて/其れダムダムの星の下/豚、犬こぞりて/非、否、卑、火、緋/豚、犬来ませり/非、否、卑、火、緋/何をも閉ざされ/何をも奪われた此処にて記す/宜う候、死ぬる片輪の恋人よ/眠る砂漠は何処に在る/あの世と静かを分かち合う/空の間に間の/その狭間/ギニーの奥の更に奥/ギニーの先の更に先/豚、犬こぞりて/非、否、卑、火、緋/豚、犬来ませり/非、否、卑、火、緋/ダムダムの星瞬いて/其れダムダムの星黙り/其れダムダムの星黙り/
『
Morpho
』
母を殺そうと決めていたが/哀れに思えて犯すことにした/死ぬには木曜の夜がいい/片足だけ切り落とせばいい/夜警の眼を盗めばいい/畜生なぞに憧れて/知るは良き友/誹りは古き友/モルフォ/其れは明けの夢/結びに踏み込むな梟/墓の名を削るな梟/墨を流したように犯しの音は/藍青夜に瞬くであろう/寝台より這い出せば/幸せは片足で事足りる/歓びは片足でやって来る/さ迷いも木曜の夜がいい/銀映えの鈴でいざればいい/死ぬには木曜の夜がいい/片足さえあればいい/おのれ舐めくさって/心優しきたわけに/唯ひたすらの道/モルフォ/其れは台無しの夢/
『
Motare
』
おまえの言葉を読み上げる/おまえのサバトを宣言し/おまえは国歌を歌う/おまえ自身の国歌を歌う/この世のつぶさを見つめ/誰も知らない淫らの/誰も知らない罪の/更につぶさを/終わらぬつぶさを/一斉に活写する印し/わたしがわたしである印し/モタレ/ハンマーを打ち鳴らし/あらゆる真実を綴り/あらゆる無様を綴り/この顛末のつぶさを/元より何も無かった/この世のつぶさを/モタレ/一言一句洩らさずに/何百何千何万と出版し/初版を買い占め/複製で埋め尽くし/それらに火を点ける/祖国を焼き払う為に/わたしを焼き払う為に/モタレ/そして書名を吐き捨てる口々に/そして書名を繰り返す口々に/おまえの王国のものになり/おまえの王国にかしづく/おまえの王国に身を捧げ/おまえの王国に眠る/モタレ/囁きの凭れ/怨みの凭れ/おまえの王国に凭れ/おまえを捨て/おまえを奪い/おまえの嘘に凭れ/モタレ/コヨーテ夜に遠吠えて/今、再びハンマーを打ち鳴らし/おまえの言葉を読み上げる/おまえのサバトを宣言し/そしておまえは国歌を歌う/おまえ自身の国歌を歌う/モタレ/
『
Moths In The Abyss
』
冥土蛾/斯黒き穢れ伽藍から斯黒き暴き伽藍から/斯黒き儚き伽藍から斯黒き惨き伽藍から/斯黒き伽藍の顎から斯黒き伽藍の暗きから/斯黒き伽藍の売奴から斯黒き伽藍の高きから/斯黒き伽藍の尾の伽藍から/伽藍の義理と自理から黒き蛾を喰え/伽藍の舎利と罵詈から黒き蛾を喰え/伽藍の同胞暗き霧から黒き霧々と/伽藍の縫合黒き塵から裁き塵々と/伽藍の証文裁き錐から暗き錐々と/伽藍の黄金暗き曝れから曝れ曝れと喰え/伽藍の報国黒き枯れから枯れ嗄れと喰え/伽藍の廃然暗き蛾の滑降す暗渠から醒め醒めと濡れ/伽藍の燦然黒き蛾の駆け羽の暗渠から我々と喰え/斯黒き伽藍の蛾の微塵から斯黒き伽藍の蛾の冥土/斯黒き伽藍の蛾の微塵から斯黒き伽藍の蛾の冥土/音が犯される音よ伽藍と瓦解/音が殺される音よ伽藍と瓦解/ウィジャの裏目裏目の裏々に/ウィジャの刺し目刺し目の深々に/半顔潜りの撓みに向こう/半睡潜りの撓みの向こう/集音しての惨憺絶ち斬り改竄しての売奴満ち斬り/暗林の奥底深底の底々に安置の錆びし黄金の錆びし/蛾は冥土、蛾は珪素/微塵と九尾揺れ揺れし微塵の蛾共に蛾の冥土/音が犯される音よ/音が殺される音よ/
『
Mute
』
何びとであろうとも/おれの真実は永劫に/明らかにされることはない/お前の真実も永劫に/明らかにされることはない/いつも真実は盗まれ/いつも真実は嘘をつく/端緒に滅びゆく言葉よ/意味に滅びゆく言葉よ/何びとであろうとも/おれの無実は永劫に/明らかにされることはない/お前の無実も永劫に/明らかにされることはない/いつも無実は犯され/いつも無実は嘲笑う/そして本日も万事快調/舐めくさっていやがる/この音という卑しき蝙蝠め/阿呆面さらしていやがる/断罪無き卑しい過去め/お前に伝えることがある/夜明け前/この世で最も暗い闇/恐ろしき明日はやって来る/だから本日は万事快調/
『
Nada No Suck
』
雨が降る/ 虐待される/ エルサレムなぞ/ キチガイの巣窟である/ 灯りを消すのだ/ まるで監獄である/ まるで敗北である/ すべておまえのことである/ 我こそつまるところおのれなり/ カーニバルがある/ 共喰いがある/ 拒絶する/ 捏造がある/ そこには大量虐殺があった/ 父を殺しに行く/ それは黙殺される/ 残虐な見世物である/ 生き血を吸い尽くされ/ 歪むほど絞め殺され/ バラバラに解体され/ 夜明けに犯されるのだ/ これは裁きである/ これは絶滅である/ 夜明けに殺されるのだ/ すべておまえのことである/ 我こそつまるところおのれなり
『
P/KO
』
心臓をくれ/ お前の心臓をくれ/ おれの心臓をくれ/ 夜半になれば/ 突起と窪みがたわけやがって/ そのような肉体は/ 腐った蟹の匂いがすれば良い/ お前はおれの指紋を盗み出す/ お前はおれの皮膚を盗み出す/ お前はおれの唾液を盗み出す/ お前はおれの喉笛を盗み出す/ お前はおれの言葉を盗み出す/ お前を許し難いのは/ おれの屍骸を/ 蠅のたかるに任せておくことだ/ そしてそれに花を手向けることだ/ お前を許し難いのは/ おれの屍骸の時間を/ おれの屍骸の尊厳を忘れ/ 再び悪臭に顔をしかめることだ/ お前の片腕をくれ/ おれの片腕をくれ/ お前の目玉をくれ/ おれの目玉をくれ/ お前の心臓をくれ/ おれの心臓をくれ/ お前を許し難いのは/ おれの屍骸の時間にさえ/ 友に殺されるのを心待ちにし/ まるで畜生の如くに砂をかけることだ/ ならば/ お前の友を殺すが良い/ お前の友を殺せ
『
Pee
』
今宵も幽霊やって来て/あの石の在り処を尋ねるに/顎門は安んぞ在らんかと/斯くて世の偽善のことごとく/耳をふさぎてまた福音を/更に幽霊告げるには/あの石の影呑み込むに/木偶は如何に震えるのかと/斯くて双子の黒子は雨に濡れ/火を灯すにまた暗黒に/軋みの歯で拍、調べの火で拍/ギギは饒舌/ピーは高潔/お前の獲物は夜毎肥え/ギギは盲目/ピーは寡黙/お前を獲物にさんざめき/そして木偶が震えている/誰も知らない時にこそ/そして木偶が起き上がる/誰も知らない朝にこそ/軋みの歯で拍、調べの火で拍/さあ風下へ逃げるがいい、ギギ/さあ火薬庫へ追われるがいい、ピー/今宵も幽霊告げるには/此の世の終わりであるまいよ/ただ果てしなく時が止まっている/ただ安らかに時が止まっている/
『
Sei San Ka Kei
』
おれには死がはっきりと見える/ダビデの尻を犯す者よ/とうに神なぞ発狂しているのに/割礼の男根をそびやかし/此処お前を祝福す高みより/恵みの光を一条刺し貫き/誰が磔であろうと喜び/誰の生死であろうと曝し/此処お前を祝福す斜面より/標のたいまつを怒号に揺らし/屠殺の後に切断の宴/共食いの後に処刑の宴/誰をも許すことのない/誰をも悲しむことのない/一面原色の花咲き腐り/獣姦の虜が跳梁跋扈す此処/おれは死をはっきりと見る/ダビデの尻を犯す者よ/
『
Soyogito
』
此れ即ち虚無である/此れ即ち歌である/お前、永遠に月を眺め/モハベ砂漠の砂の下で/アルミニウムが慄えているのだ/キキ、キキ、キキカ/キキ、キキカ、キキ/お前、瞳をつぶされて/呪われた砂漠の土くれよ/シャムの双子が生まれたら/キキカ、キキカと/幾度も切り裂き/キキキ、キキカと/幾度も犯し/お前、盲目の愚か者/風に弄ばれて死ぬ者よ/黄泉の賛美歌がこぼれぬよう/キキカ、キキカと/口枷を噛み/キキキ、キキカと/緋文字を食み/巨大な目玉がぽっかり浮かび/お前、砂の慄えを知るがよい/巨大な目玉がぽっかり浮かび/砂の慄えを知るがよい/
『
Sugar Of Ryazan
』
埋葬された精神に/拍手喝采/おれの無実はおれの血/その罪は糧/阿呆の大地に与するに/ただ一滴の露になり/諍いの果実実らせる/無実はおれの肉/その罪は沈黙/阿呆の胃袋満たしては/暗渠を流れる糞になり/淀みで鼠を騒がせる/無実はおれの骨/その罪は無為/阿呆の風に曝されて/名も無き真白き灰になり/貧しき人に降りかかる/そして/名も無き真白き灰になり/貧しき人に降りかかる/
『
Sugar Of Ryazan II
』
阿片の馬は何処にある/無実の血のひとしずく/諍いの果実、結ぼれに/阿片の馬は首を吊り/肥え太る墓荒らしに拍手喝采/無実の肉のひとかけら/死しては黒き傘開き/阿片の馬は目を潰す/埋葬された精神に拍手喝采/無実の骨のひとかけら/真白き灰の降りかかる/阿片の馬は夜の底/外道の聖らかな誇りに拍手喝采/ダムダムの星瞬いて/此れダムダムの星黙り/さてこそはハンマーを打ち鳴らし/お前の不正と不浄を具さに記し/其の初版を買い占めて/其の複製で埋め尽くす/弾頭の十字に祈りて、アーメン/殺しの喇叭に祈りて、アーメン/繋がれた者も、繋がれぬ者も/夜は盗みの為に、嘘は静かの為に/ダムダムの星瞬いて/此れダムダムの星の下/豚、犬挙りて/豚、犬来ませり/アーメン/
Lyrics by Polnareff